映画日記『LIVE FOREVER』Blur × Oasis

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七色に変化するカメレオンのように、ブログで様々な色を出していこうという意気込みでブログを続けるカメレオンブロガー2754です。
もう10年以上も前になってしまうのですが、
実は私、20代の頃は映画が大好きで、映画館、レンタル含め毎日のように映画を観てはSNSで映画日記をアップするというような作業を繰り返していました。
(当時、TSUTAYAの回し者と言われてましたw)
コロナウイルスの感染拡大により家で過ごすことも多くなったり、
こういう機に映画を・・という情熱を蘇らせようと考えました。
そんなわけでものすごい数のストックがあるのでブログにアップしていきたいと思います。
過去の記録を今見返すのも面白いですね。
今回は『LIVE FOREVER』です。私にもバカほど音楽が好きな時代があり、ロックフェスには毎年参加してライブやフェスを通じて友達ができたり、振り返ってみると最も楽しい時代だったと思えるくらい毎日が輝いていた気がします。その中心にあったブリットポップという一大ムーブメントを追求した映画です。

Oasis解散のニュースが走った際に綴った映画日記みたいです。思い出すなぁ・・

LIVE FOREVER

2004年7月3日公開 監督:ジョン・ダウアー キャスト:Oasis、Blur

ブラーVSオアシス!
ブリットポップというのはUKで音楽シーンを超えた破格のムーブメント。
二大バンドのCD同時発売が政治経済やスポーツを押しのけてトップニュースとして扱われるんだから普通じゃ考えられない。

実はおれ、ブリットポップを語らせるとたぶん映画より熱いですよ。

この映画も、DJ活動してるくらい音楽好きだった男友達と、特別知識のないその友達の彼女と3人で行ったのを覚えてます。
その彼女からするとよく知らないバンドマンたちが昔話をしているだけでどうもピンとこない感じでした。
ではUKロックが大好きな彼氏の方は楽しめたかというと、特別新しい発見もないまま雑誌等読んでれば既知の心情が本人の口から語られるだけで情報が真実であるか確認するだけの消化不良な感じのようでした。

何が言いたいかというと、ターゲットが少し中途半端だったかなということ。
洋楽が好きで、ブリットポップのことUKのこと勉強したいというくらいの方やファンではないけどオアシスやブラーに興味があるくらいの方にはオススメってことかな。
まあ映画の感想はそんな感じです。

でもせっかくなんでブリットポップを中心におれの青春の音楽を語らせてください。
オアシスとブラーは青春ど真ん中なもんで、史上最大に長い文章になるかもしれないことは宣言しておきます。

アッシュ、アンダーワールド、ザ・ヴァーヴ、エイジアン・ダブ・ファンデーション、オーシャン・カラー・シーン、クーラ・シェイカー、ケミカル・ブラザーズ、ジャミロクワイ、スーパー・ファーリー・アニマルズ、スウェード、ステレオフォニックス、ストーン・ローゼス、ティーンエイジ・ファンクラブ、ニュー・オーダー、ハッピー・マンデーズ、パルプ、ブー・ラドリーズ、ファット・ボーイ・スリム、フィーダー、プライマル・スクリーム、プロディジー、マッシブ・アタック、ベースメント・ジャックス、ベル・アンド・セバスチャン、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、マニックス、マンサン、ラーズ、リーフ、レディオヘッド

個人的にも語りたいのは山々ですが語ると果てしないのでここはやはりブラーとオアシスに絞って語りたいです。

というのもこれ、オアシス解散のニュースが飛び込んだことによる衝動から書いてるんで。

ブリットポップ・ムーブメントの発端ってやっぱりオアシスの鮮烈デビューによるものというのが一般的です。
厳密にいうとニルバーナのカート・コバーンの自殺によりグランジシーンが一気に停滞したところで、ブラーが『パークライフ』という名盤を出して英国風を強調してみせたことが転機。
そこにオアシスが現れてそれを決定づけた感じ。

ブラーの『パークライフ』のジャケットを見ると二匹の犬が競争してるんですよね。
この二匹がブラーとオアシスを表しているかのようだと言ってた人がいて「なるほど、確かに」と思いました。
もしそうだとしたらブラーの予知能力はものすごい。
更にこの二匹の後ろにはそれを追いかけるようにたくさんの犬が走ってるんだろうなと(笑)

とにかく素行、ファッション、出身、音楽、全てが正反対のブラーとオアシス。

『パークライフ』のジャケットの予言が的中するかの如く、ビートルズVSストーンズをも超える対決…
対決というより戦争勃発ですね。

とはいえブリットポップと言われる連中だけに共通点もある。
だからこそブリットポップという言葉が生まれるわけで。
それはビートルズなど往年のブリティッシュ・ロックからの影響が色濃く表れていること。
流行の発信はいつも米国…というお寒い時代の中に英国の誇りを取り戻すかの如く英国産バンドが時代を動かし始めたわけです。

事実ムーブメントは一旦は海外にも広まる兆しを見せます。

しかし1997年、ブリットポップをリードしてきたブラーのフロントマン、デーモン・アルバーンが発した「ブリットポップは死んだ」という発言がその終焉を告げたという見解で皆さん納得だと思います。
事実ブリットポップ・ムーブメント期にデビューしたバンドの多くが2000年頃までに姿を消しているのですから。

そのブラー。
『パークライフ』の前に『モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ』を出しており、個人的にはこれが殿堂入りの名盤です。
特に日本版はボーナストラックに「ポップシーン」が入ってるので超オススメ。
「ポップシーン」は音楽界にブラーの存在価値を決定づけた作品なので、そういう意味でも必聴なのです。
しかし『パークライフ』を経ての『ザ・グレート・エスケープ』。
これが無難すぎる保守的な内容で酷評され、これが衰退を顕著にしてしまう結果となったのです。
そして「ソング2」が生まれた。
この曲の衝撃は忘れられないです。
オルタナ調を2分程度で見事なまでにシンプルに表現されたナンバーに惚れ込んでしまったのですが、何よりの衝撃がこれを作ったのがブラーだったこと。
そう時代の流れでブリットポップを背負わされたブラーがそこから解放された瞬間…

「ブリットポップは死んだ」

そうして制作されたアルバムのタイトルはセルフタイトルの『ブラー』(これも殿堂入り)。
このアルバムの成功はデーモンの言葉を更に際立たせました。
自らの言葉の根拠を楽曲の力で証明するブラーは紛れも無い正真正銘のアーティストであるとはっきり宣言したいです。

そしてオアシス。
言わずとしれた、ギャラガー兄弟を中心とした、欧州でも破格の売上、ライブ動員を記録した国民的バンド。
しかし近年は兄弟喧嘩ばかりが取り沙汰されるようになり、昨年11月、ついに修復不可能となりノエル脱退、活動停止に至りました。

デビューから無敵だったオアシス。
2ndアルバム『モーニング・グローリー』は総売上2000万枚も超える爆発的ヒットとなり、ブラーをも置き去りにし、孤高の存在として君臨する。

しかし音楽的特徴は実はこれといってなく、ただ良い歌を作り続けるといった感じのスタンスだったので、メロディーメイクに底がつくと単なる平凡なバンドとなることははっきり目に見えていました。

しかしオアシスにしてその心配はないと目を背けた結果の栄枯盛衰…

それでも大衆はオアシスに期待し続けるのです。
過去を切り捨てても革新に走るブラーとは違い、オアシスは保守的に自らを肯定し続ける。
これが逆にオアシスの魅力なのでしょう。

だからギャラガー兄弟が仲直りをすることもなくてもそれでもバンドは続いていくものだろう、と。
これまで幾度となく「解散」の文字が浮かんできても、心のどこかでそう思っていました。

しかしその日は訪れます。

2009年8月にノエルが脱退し、リアムとの決別宣言。
けど実はこんなことはオアシスには日常茶飯事とも言えました。
しかし今回ばかりはついにリアムよりオアシスの終結が告げられたのです…

何だかんだで驚きましたがショックはありませんでした。
心のどこかでこういう考えがあったからでしょう。
「きっとオアシスは既に死んでたんだ」と。
過度の期待をかけられた3rdアルバム『ビー・ヒア・ナウ』がこけて、ヴァーヴがこれまでのブリットポップとは一線を画した規模の大傑作を世に出し、レディオヘッドがブリットポップバンドには決して辿り着けないような世紀の大問題作をヒットさせ異次元の存在と化したあの当時から…

でも僕は今でもやはりブリットポップが大好きです。
そして今まさにそんなブリットポップを聴いて育ったブリットポップチルドレンがシーンを賑わしてくれているのですから!

★★

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