『シン・エヴァンゲリオン劇場版』鑑賞!(ネタバレなし)

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七色に変化するカメレオンのように、ブログで様々な色を出していこうという意気込みでブログを続けるカメレオンブロガー2754です。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観てきました。
限定のアスカ冊子、ゲットだぜ!!

アスカ

いや、終わっちゃいましたね。
ここまで綺麗に完結してしまうとは・・
拍手喝采と同時に、「オレの青春、終わっちまったな・・」という寂しさ。
感想はこれだけしか言いません。ネタバレもなし。
で、実は私、20代の頃は映画が大好きで、映画館、レンタル含め毎日のように映画を観てはSNSで映画日記をアップするというような作業を繰り返していました。
(当時、TSUTAYAの回し者と言われてましたw)
そんなわけで見つけました。『新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に』2008年4月26日の記録。
書いたのはもっと前かもしれない・・
当時は自分の感想までよく覚えていたものですが今は記憶も曖昧となってしまい・・
「よくもまあここまで熱く語れたな」とか「よく見てるな」とか「その表現は違うな」とか「解釈がまだまだ青いな」とか・・いろいろ感じますね。
若い頃の記録を今読むのってなかなか面白いですね。
今はYouTuebeなんかで「中田敦彦のYouTube大学」とかエヴァファンの解説とかも観たりもしているので、当時の感想を見て恥ずかしい部分もあったり・・
そんなわけで今『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を語るのは早すぎるし、
これから観る人にはネタバレなしで観てほしい!ということもあり、
今回は約13年前に綴った『新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に』の映画日記を今アップしてみます。

airまごころを君に

THE END OF EVANGELION
新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に

1997年7月19日公開 総監督:庵野秀明 監督:摩砂雪、鶴巻和哉

アダムがイヴをどうしても忘れられなかったら…

そこに投じられた子供は自らのトラウマと向き合うことで夢と現実の間に揺れた。

TVアニメとしてビッグバンブームを巻き起こすもあまりにも難解すぎる最終回に納得のいかないファンからの抗議が殺到。

最終回を劇場版として撮り直すという事態に発展した。
更には製作が公開に間に合わず、総集編の上映と時期をずらされ待ちに待たされ完成された一作。

そもそもこのストーリーを理解しようというのが傲慢だ。
その答えは個人によって異なってしまう。
碇シンジは苦悩に唸されながらもそのモルモットであるかのように、エヴァに乗るのである。
アスカもまたそう。
しかしそこで見た世界はやはり全くもって違っていた。

共通点は母?
なぜシンジが選ばれ、アスカが選ばれたのか。

とにかく恋やら野望やら何もかもが果てた。

夢と共に肥大化する綾波レイはシンジに道を示し問い掛けた。
このまま同化してしまうのか?
皆が同化し朽ちていった。
しかしシンジには選択権が与えられた。
そしてシンジは大嫌いな現実を選択した。

それは幸せを知らないから?
それとも愛を知らないから?

隣りにいる女もそうだ。

これはアダムとイヴ?

なぜ現実を選択した?

あまりにも難解でありながら実はあまりにも単純な物語なのかもしれない。

“求める”と”愛する”の違いを示せ!
でなければ「気持ち悪い」と言われ続けるんじゃないだろうか…

~世界の中心でアイを叫んだけもの~

それはTV版最終話。
碇シンジの心の補完。
現実逃避?
現実の可能性の追求?

そして待望の映画版のタイトルは…

~まごころを、君に~

どうなの?この変化。
ここでいう”君”は誰?
アスカ?
綾波?
カヲル君?
それともこれを観る我々?

いや、シンジ君!?

「大人のキスよ。帰ってきたら続きをしましょう。」
それが葛城ミサトというオンナの集大成。
女が男を奮い立たせるために愛を表現する。

加治さんとのじゃれ合いを求めたミサト…
カラダでも何でもいいから求められてる証が欲しかった?
しかしここにいる成長した葛城ミサトは明らかに支配している。
そう、悟ったんだ。
認めたくない自分を。

人は恋に落ち、愛に溺れる。
男にとってカノジョって何?
彼女というのは…
遥か彼方の女…

生きることの意味を、彼女は身を持って教える。

綾波レイは…
母性の象徴?
シンジにとっても?
アスカにとっても?

シンジは求め、
アスカは拒絶する。

それは二人の構図そのもの。

テレビ版は人間の心に大いなる可能性を見せ、
映画版は人が欲望に飲まれていくことで見る絶望の果てを…

シンジ絶叫!!

エヴァと、使徒が!
レイと、カヲルが!
求めすぎる安らぎは、いつしか破壊願望をもたらすもの。
今なら解る。
現実を選んだシンジの気持ちが。

アスカの言ってることは正しい。
だからこそ殺意が。
見下された男の殺意が。
愛もまた、憎悪となる。
カヲルを殺したその手はその痛みを知っている。

アスカの独占欲も、シンジの愛への飢えも、傲慢そのものだ。

残されたシンジ。
幻想の続き…
傲慢なアスカは拒み続ける。
シンジの心にミサトやレイがいる限り…
傲慢なシンジはアスカを求める。
けど自分のものにならないなら…
アスカは受け入れたのか?
なのに力が入らない?
孤独への抵抗?
アスカにはそれが…
「気持ち悪い…」

これが我々が待ち望み、求めたエヴァの結末-

やっぱテレビ版の方が綺麗だったのでは?

これもエヴァに対し、その答えを求めた、我々の傲慢の末。

更に時を越え、今まさに、エヴァが蘇った!
そこで我々は真の結末を見ることができるだろうか…

TSUTAYA  Amazon

いや、けっこう長文でしたね・・
最後まで読んでくれてありがとうございます。
「エヴァが蘇った」ってことは新劇場版が始まった時期かな?
完結まで13年もかかったんだ・・
と思うとやっぱりエヴァンゲリオンって壮大ですよね。
今映画日記アップしてるのも過去の遺産でしかないんですが
ちょっとこれを機にエヴァンゲリオン劇場版4部作、書いてみようかな。
昔みたいに書けないだろうな。でもちょっとそういう気にさせられた。
まだ青春を終わらせないためにも、最後の悪あがきww

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